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低容量ピル「ヤスミン」の特徴

低用量ピルであるヤスミンは21錠タイプの経口避妊ピルで、今までより副作用の少ない第4世代ピルです。今までのピルではホルモンバランスの変化により体重増加を引きお越してしまうことがありましたが、ヤスミンは体重増加を起こしにくいと言われています。さらに、にきび発生の抑制効果をもつ新世代低用量ピルです。
エストロゲンとプロゲステロンの併用経口避妊薬で妊娠を防ぐためのお薬です。服用法は容易で、従来のような飲み違え等がありません。月経周期のコントロールにも非常に優れ、その他更年期障害の治療等、医師の判断によって治療に使用されます。 また、ドロスピノレンが身体の中の余計な水分を排泄させる効果があり、むくみなども起こしません。
毎日同じ時間に服用して下さい。低用量ピルは生理初日から服用すれば、その日から生理2日目~7日目に服用すると、2週間後から避妊効果が現われます。 生理8日目以降からの服用になると、次のシートに入るまで避妊効果はありませんので、次回生理をお待ちいただきます。 2シート目に入れば確実な避妊効果的です。
ヤスミンは国内では医師の処方が必要な要指示薬です。ヤスミンの説明文は販売国においての説明書記載内容(英文)を要約したもので、用法用量などが日本国内の医師の指示とは異なる場合があります。従って、ヤスミンの輸入医薬品の使用にあたっては、ご自身の責任において参考までとしていただき、 詳しくは医師にご相談下さいますようお願い致します。
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費用
日本では、ピルは承認されましたが、健康保険は適用されません。
しかし、ヨーロッパでは、イギリス、スウェーデン、フランスなど、健康保険でピルその他の避妊具・薬の費用や、さらには中絶の費用も、一部または全額カバーされる国が多くあります。それだけ、女性の経済的負担は少なくてすむのです。
避妊教育
性教育の必要性は以前からいわれているにもかかわらず、日本の現状はまだ遅れています。商品化された性の情報はあふれているのですが、社会の根底には、性は、はしたないこと、あるいは結婚して子どもを産むのが「正しい性」といった考えが根強く残っています。ピル反対の理由に性道徳の乱れがいわれたのも、同じ考えからきています。そのため、人間関係としての性や避妊に関する正確な知識、自分のからだや性について自分で責任をもって決める権利(自己決定権)など、本当に必要なことはほとんど教えられていません。「自己決定権」とは、単なるエゴイズムではなく、自分が自分らしく生きるうえで、もっとも基本となる権利です。それは、性別や、障害のあるなしや、年齢の違いなどにかかわらず、すべての個人が、同じくもっている権利なのです。
海外の先進例を見ると、スウェーデンなど北欧では、小さいときから性教育がおこなわれていいることが良く知られています。ヨーロッパには、宗教の影響の強い国や地域もありますが、一方で「性を楽しむ権利」や「避妊は権利」という考えをもつ国々があり、それを反映した学校教育が見られます。性や避妊については、道徳でなく事実が教えられているのです。
また、セクシャリティ(人間の性意識や性行動)については、異性愛に限らず、多様なセクシャリティを認めるような教育もなされています。
避妊の相談所
日本では、避妊の手段が限られてきただけでなく、情報やカウンセリング、その他のサービスを受けられる相談所がほとんどありません。その点ではまだ後進国です。
欧米では、病院や産婦人科医院などの医療施設とは別に、家族計画クリニックやウィメンズ・クリニックのような、気軽に利用できる施設がたくさんあります。そこでは避妊に関する情報だけでなく、避妊具・薬も無料あるいは安い費用で手に入るし、カウンセリングも受けられます。この種の施設で、民間で運営されるものに対しては、国や地方自治体が補助金を出す場合も少なくありません。
外国の避妊事情
外国の避妊事情はどうなっているのでしょう。
途上国でも多くの避妊方法が使われていますが、国の人口抑制政策の手段として家族計画が推進されている場合が多いので、ここでは個人の健康と権利の視点から避妊を普及している欧米の例を見てみましょう。
日本ではこれまでほとんどがコンドームだったのに対し、欧米ではばらつきがあります。不妊手術をのぞけば、コンドームはただ一つの男性の避妊方法です。外国では男性用のピルの研究もなされていますが、副作用が強すぎるなどの理由で実用には至っていません。
正しく使われていない場合が多いという問題はあっても、日本でコンドームが普及していることは評価できます。ただ、裏返せば、ほかに有効な手段がなかったからコンドームに頼らざるをえなかったというのも事実です。
このように、避妊の手段が限られていたという点で、これまでの日本は後進国でした。しかし、ようやくピルも銅付加IUDも入手できるようになったので、これからは、いろいろな避妊方法から、自分に適したものを選びやすくなるでしょう。
海外では、ほかにもさまざまな避妊方法が開発されていますが、それらについては、女性の健康との関係だけでなく、女性自身がどれだけ自分で管理できるか否かを基準の一つにして考えていく必要があるでしょう。
たとえばピルの場合、もしなんらかの問題があれば、女性はその時点で服用を中止することができます。その意味で、女性が自己管理できる薬だといえます。
PMS(月経前症候群)とは?
PMSとは、月経の約2週間前から現れ、月経の開始とともに解消する、心と体のさまざまな不快症状を指す。
卵胞ホルモン(エストロゲン)が主に分泌される卵胞期(月経~排卵期)と、黄体ホルモン(プロゲステロン)が優位になる黄体期(排卵~月経開始前)では、ホルモン環境がまったく異なる。このようにホルモンのバランスが変化することで、体と心の状態にも周期的な変化が訪れる。
【身体的症状】
○下腹部
下腹痛、腰痛、下腹部が張る
○乳房
乳房が痛い、乳房が張る
○血管・神経
頭痛、頭が痛い、肩こり、めまい、手足の冷え
○皮膚
ニキビができやすい、肌荒れ、化粧のノリが悪い
○水分代謝
むくみ、のどが渇く
○消化系
食欲が増す、食欲がなくなる、下痢、便秘
○そのほか
疲れやすい、眠くなる、だるい、おりものが増える、アレルギー症状が出る(鼻、目など)
【精神的症状】
イライラ、怒りやすくなる、攻撃的になる、無気力、憂うつ、自分はつまらない人間だと思う、弱気になる、涙もろい、気分が高揚する、物事に集中できない、気分を抑制できない、能率が下がる、性欲が高まる、性欲が下がる
【社会的症状】
○社会活動
いつも通りに仕事ができない、自分の健康管理ができない、物事が面倒くさくなる、女性であることが嫌になる、月経が嫌になる
○対人関係
他人と口論する、引きこもる、誰とも理解したり支えてくれないと思う、ひとりでいたい、家族や友人へ暴言、人づきあいが悪くなる
年齢別の人工中絶の割合はどれくらいなのか?
避妊の約8割はコンドームですが、多くの場合、コンドームは、妊娠の危険があると思われるときしか使われません。そのため避妊の失敗が多く、人工妊娠中絶に終わるケースも少なくありません。
日本の中絶件数は毎年確実に減少していますが、それでも年間34万件近くが報告されています。年代別に見ると、一番多いのは20代(44.2%)、つぎが30代(37%)です。マスコミでよく取り上げられる10代の中絶は、全体の9.2%ですが、ほかの年代の中絶実施率(15~49歳の人口千対)が、年々下降線をたどっているのに対し、10代の中絶実施率は、わずかずつ増えているいるのが問題です。
ピルを処方してもらうのにどのくらいの間隔で病院にいくのか?
一般的にいえば、はじめてピルを飲む場合は1ヶ月目に受診します。その後は、とくに問題がなければ3ヶ月に1回受診し、ピルを処方してもらいましょう。検査はケースバイケースですが、必要に応じて、半年あるいは1年に1回など、定期的に受けるようにするとよいでしょう。
避妊ピルを処方してもらう場合費用はどれくらいかかるのか?
避妊は女性の健康の問題なのですが、病気治療ではないという理由で、ピルに限らず健康保険が適用されません。このように、ピルは自由診療ですから、病院によって値段が違ってきます。ただ、平均すると1周期分は2000~3000円前後になるようです。それ以外に、検査料金がかかります。これまで中用量ピルを避妊薬として処方していたある民間クリニックでは、初診料、年4回の再診料、諸検査料(検査によっては年1回と2回のものがある)の1年分の合計が、約67000円になりました。この金額は、とくに学生など収入のない女性にとって、かなりの経済的負担です。ですから、カップルによっては、男性が半分負担しています。
避妊薬は服用を中止すれば妊娠できるのか?
一般には、すぐ妊娠するといわれますが、排卵が遅れたり、無排卵の場合もありますので、妊娠するまで2~3ヶ月かかることもあります。また、正常な月経周期が回復するのをまって妊娠を計画したほうがよいといわれます。
ピルを飲み終えたら、すぐ月経がくるのか?
ピルと月経については、つぎのように考えて下さい。
(1)休薬期間中の「月経」
ピルを飲んでいると子宮内膜は厚くなりませんから、月経とは異なる出血があります。これは、「消退出血」と呼ばれ、休薬期間中に起こります。もし、2周期続けて消退出血がない場合は、①ピルのための無「月経」、②妊娠、③閉経、などが考えられますので、医師に相談しましょう。
(2)ピルを中止した後の月経
ピルを中止した後は、3ヶ月たてば、ほとんどの人に月経がきます。3ヶ月過ぎても月経がない場合は、消退出血がないときと同様、①ピルのための無月経、②妊娠、③閉経、などが考えられますので、やはり医師に相談しましょう。
ピルは、他の薬と一緒に飲んでも大丈夫なのか?
いっしょに使う薬によっては、ピルの避妊効果が弱くなる場合があります。逆に、ほかの薬の効果が弱くなったり、または強く効きすぎることもあります。
たとえば、風邪をひいて抗生物質を飲んだ場合は、ピルの効果を弱めることがわかっています。ですから、いつも使っている薬がある場合、あるいは病気になって薬を飲む場合は、ピルを続けてよいかどうか、医師や薬剤師に相談するのがよいでしょう。アルコールはピルの効果を弱めませんが、時間の感覚があいまいになり飲む忘れが起こる可能性があるので、注意しましょう。
ピルを中止しなければいけないのは、どういう場合か?
つぎの症状などがあった場合は、ピルを中止してください。
①消退出血(ピルの休薬期間に起こる月経のような出血。)が2周期続けてこない(妊娠の可能性)
②片側または両側の下肢(とくにふくらはぎ)に、痛みとむくみがある。
③片頭痛が続く。
④突然の目がかすむ、見えなくなる。
⑤突然の息切れや激しい頭痛、胸の痛み。
⑥黄だん(肝臓障害)。
⑦むかつきや嘔吐が長く続く、あるいはひんぱんに起こる。
②~⑤は、血栓症や心筋こうそく、脳卒中などの疑いがあります。
ピル服用中に出血があったらどうすればよいのか?
ピルの服用中の不正出血は軽い副作用としてあるので、一般には出血があってもピルを中止する必要はありません。通常は、2~3ヶ月でほとんどなくなります。ただ、それ以上長く続く場合は、医師に相談しましょう。
ピルは飲んだ日から効くのか?
はじめてのピルは、正しい使い方(月経が始まった日から飲む)をすれば、飲んだ日から避妊効果があります。月経の初日はそもそも妊娠しない時期なので、確実に妊娠を防ぐため、この日からピルを飲むよう指導がなされているのです。






